2018/11/16
よくあるグラインダーで削る素地調整方法は(2種ケレン)、
手工具などで、磨く方法は(3種ケレン)ですね。
高圧の空気で細かい砂を塗装面にぶつけることにより、錆や劣化した塗膜、汚れをはぎ取ります。
ブラストのグレードにもいろいろあって、真っ白にピカピカになるまで仕上げるグレードから、塗装面の清掃レベルのグレードまで。
打ち付ける砂にも粗さがあり、いろいろと使い分けます。
砂ではなく、ガラミとよばれる鉄を精錬する際に発生するカス?のようなもの(カッパースラグ)を打ち付けることもあります。
上の写真は、ブラストタンク(釜)と言われるもの。今回の作業は、清掃レベルで面積も少ないので、小さいタイプを持ってきました。
上の皿のような部分から砂を入れます。
下の写真のコンプレッサーから空気を釜に送り込み、砂をホースで送り出します。
ちょうど砂時計をイメージしていただき、細くなって砂が落ちてくる部分に高圧の風を送り込んでいるような状態です。
コンプレッサーで圧縮された空気には水分が含まれていますので、その水分を取ってくれる特殊なコンプレッサーを使用します。
水があると釜の中にある砂が固まってしまいえらいことになります((+_+))
下の写真は、橋をブラストした際に使った、大きなブラストタンク2基です。
ブラストタンクの上にある四角い箱は、ホッパーと言って、たくさんの砂を溜めておく箱ですね。
使う量が多い場合、ホッパーが必要です。
下の写真が、ブラストのホースの先についているノズルです。
ここから、高圧の砂が噴出します。今回は汚水処理槽をブラストするので、狭いので、短いショートノズルで対応します。
下の写真は、ブラストする前の写真。
ものすごい粉じんがあがるので、作業中はとても写真は取れません。
音もすごいので職人さんは、耳栓、防塵マスクをしたあと、送気面をかぶり、新鮮なエアーを送り込んでいます。
お面はガラスでできており、交換できるようになっています。
職人との会話はすべてジェスチャー。声は聞こえません。
砂を打つ(打ち方)と、エアーや、砂の量の調整をする(釜番)との息が合ってないと、いい作業ができません。
危険な作業でもありますし、お互いの信頼が大事です。
粉じん、騒音がすごいので、この作業ができる現場は限られます。
塗装面はピカピカになるんですけどね。
下の赤い写真は、今回の現場ではないですが、橋の鉄骨部ブラスト前
そしてブラストの後は、こんなに綺麗になるんです(^^)
すごいでしょ(^^)
日本海装㈱は、ブラストを使ってみなさんのお肌も綺麗にできないか、なんてちょっと考えたりしている山口県下松市の塗装屋さんです(^^)